ニュース
墨出しロボット『HOKUSAI』描画機能による商品力強化
・15
株式会社 未来機械(以下、当社)は、ドイツのメッセシュトゥットガルトで開催された世界最大級の測量・地理情報関連展示会「INTERGEO2024」(期間:2024年9月24日~9月26日)に墨出しロボット『HOKUSAI』を出展し、従来の建設現場での墨出し作業に加えて、新しい機能である描画機能として商品力強化いたしましたので、おしらせいたします。
建設現場における「墨出し」は設計図面に基づいて建物の基準となる線や点を現場に直接マーキングする作業です。これにより建物の位置、寸法、水平・垂直の基準が明確になり、工事が正確に行われることが保証されます。当社墨出しロボットは設計データをもとに測距器(ライカジオシステムズ社製)で正確な現場位置を確かめながら1mm~3mm(ロボットと測距器の距離による)という精度の高い墨出しを自動で行うことができます。
当社墨出しロボットのXY Gantry System(プロッター方式印字機能)の精緻な印字性能に着目し、線や点で構成される一般的な墨出し作業よりもっと細かく緻密な図形やイラストを精度高く床面に描画することが可能になりました。
今回の展示会に合わせて、商品名を『HOKUSAI』とし、HOKUSAIをイメージさせる特別ラッピングボディを用意し、欧州で人気の高い葛飾北斎「神奈川沖浪裏図」を展示会ブース床面に緻密に再現することで注目を集め、ある来場者からは「まるでロボットに北斎が宿り絵筆を走らせているようにさえ見える」と賞賛の声も頂戴しました。
当社は、今後建設業界だけにとどまらず店舗設計、展示会ブース設営、半導体等のハイテク工場の生産設備レイアウト検討など、より緻密で自由度の高い描画が求められる幅広い業界へ当社商品を紹介し販路拡大を図ります。