墨出しロボット
設計図面を元に自動で正確な墨出し作業を行います。
建築業界の課題をDXで解決
建築業界は熟練作業者の高齢化と労働力不足という課題に直面しており、施工工程のDX化による作業の標準化や効率化が求められています。
墨出しロボットは建築施工工程の中の墨出し工程を自動で行うために開発されました。
墨出しとは
建築工事の工程において図面上の基準線、工事の進行に必要となる線や形・文字等の情報を建築現場の床や壁に反映(描画)させる作業です。この墨出し作業は 2人一組で測量器を用いて行いますが、描画を正しく精度良く行うには図面情報の正しい読み取りと測量器の正確な扱いが必要であり経験と熟練が求められる作業です。
墨出しロボットとは
この墨出しロボットは、墨出し作業の図面情報をインプットするとロボットが測量器と連携しながら自動で床面に墨出しを行います。いわば走り回る 2Dプロッタであり、測量器と常時無線通信することで熟練した墨出し作業者同等の描画精度で描画を行い 6時間以上連続動作が可能です。人がいない夜間に翌日の施工工事のための墨出しを完了させておくことも可能です。
タッチスクリーン/リモート簡単設定
設定作業は上部タッチスクリーンから、もしくは無線通信で接続させたPC、タブレット、スマートフォーンからも設定入力することが可能です。
製品仕様
装置サイズ | L:670 x W:530 x H:385mm |
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重量 | 23Kg |
対応測量機 | ライカジオシステムズ製3次元レーザ測量機(3D Disto) |
作業可能範囲 | 測量機を中心として半径約20m |
1位置あたりの可能印字範囲 | 200 x 200mm |
墨出し精度 | ±3mm以下(積算誤差なし) |
電源 | 充電式Li-ionバッテリー(充電時間3時間) |
動作時間 | 6時間(連続稼働) |