「人の役に立つロボット」を開発しつづけることに、 人生を賭けてみたい。
2018年4月入社 / 香川県出身 / 電子回路設計
「専門性」を仕事にするか、「好き」を仕事にするか
幼少期に偶然テレビで観た「NHK学生ロボコン」。スマートで美しいロボットから不格好で愛らしいロボットまで、様々な姿や動きをするロボットの魅力に憑りつかれました。地元にあったロボット教室に通うようになり、有名メーカーのロボットキットを組み立てることに夢中でした。将来はロボット開発に携わりたいという思いはあったものの、高校・大学と化学の道に進んだので、ロボット工学とは少し距離を置いた学生生活を送りました。
さて、就職先を考えるとなったときに、私の専門から言えば化学メーカーなどが最初に思い浮かびます。これまで学んできたことを活かしやすいですから、周りの友人たちも、ほとんどが化学メーカーを就職先に選びます。けれど私には子どもの頃からの夢がありました。ロボット開発に携わるという夢です。「ロボットが好き」という思いが捨てきれないのです。専門性を活かすか、好きなことに飛び込むか。私は迷いなく、「好き」を選びました。
現地の国民性を学び、臨機応変な対応を模索中
私は現在、バッテリー開発と実際の発電所でのロボットの試験を担当しています。試験では、砂漠に建設された巨大なソーラーパネルの上で、実際に私たちのロボットを稼働させ、耐久性などの性能をデモンストレーションします。いただく評価は軒並み高く、現地の発電事業者を唸らせることもしばしばです。
ただし、評価が高い=売れるとは簡単にならないところが、この仕事の難しさ。私たちのロボットを導入してもらうために、さらなる機能の改善や、いかにコストを抑えるか等、臨機応変に日々検討し続けています。
遊びの延長というワクワク感と、お客様のためにという使命感
当社はまだ生産工場も持ち合わせていないので、自分たちで組立や加工も行っています。私はハンダ付け加工が結構好きで、遊びの延長のような気分になることがあります。一からものづくりをしている感覚で、ワクワク感あふれる毎日です。「好き」を仕事にした恩恵を受けています。
一方で、なんとしてもお客様の役に立ちたいという使命感にかられる日々でもあります。ロボットの品質は一切落とさずに導入コストを少しでも下げる努力をしていきたいです。そして、第二、第三の未来機械製ロボットを開発していきたい。例えば農業の現場で役に立つロボットを創りたいです。実現にはまだまだ時間が必要ですが、いつかこの夢を実現させたいと思います。